「物件をMLSに載せたら、物件が自分で勝手に売れる」と思っていませんか？実は、それはセラーが持っているありがちな間違いなんです。住宅ローンの利率が３％程度の時は、バイヤーの需要が高く、比較的どんな物件もマーケットに出したらすぐに売れていました。利率が6-7％と高くなった今では、バイヤーはより慎重になっています。家をどう魅力的にバイヤーに見せるかというフェーズにおいては、マーケティングが非常に大事になってきます。物件の見せ方に関してはエージェントの力量で決まってしまいますので、具体的にどんなことをやってもらえるのか、雇う前にセラーご自身が把握しておくべきポイントを３つお伝えします。
✓ ポイント１：プロフェッショナルの写真＆動画で第一印象をばっちりにしましょう！
バイヤーは100%と言って良いほど、まずオンラインで物件を検討します。ふるいにかけるかのように、多くの物件をオンラインで見て、その中で自分の条件に合うもの、フィーリングに合うものに絞って見に行くわけなので、より良い第一印象を与えて、まず足を運んで見に来てもらうことが第一目標です。
オンラインで物件を見る時、見苦しい写真を見た経験、ありませんか？私物で散らかっている部屋の写真、生活感丸出しの写真、特定の宗教が見て伺える写真、こういった写真は絶対に避けるべきです。逆に、家の間取り、日当たりの良さ、キッチンの様子やウォークインクローゼットなど収納の広さ、そういった絶対抑えたい特徴（ハードウェア的な部分）が伝わる写真をプロに撮ってもらうのが必要不可欠です。
✓ ポイント２：自分の家で特に気に入っているところ、住みやすいと思うところをdescriprion（物件説明文）に入れてもらいましょう！
以前、プライシングについてお話した動画でも、エージェントに家にきてもらって、一度walk throughをしてもらうのをオススメしました。客観的に、プロの目線から見てもらうことも大事ですが、オーナーであるあなた自身が、この家に住んで、「どんなところを気に入っているか、他と比べて住みやすいと思うポイント」があったら、絶対にエージェントに伝えてください。物件の説明が書いてあるdescriprionを、意外とバイヤーは隅々まで読んでいます！！家のウリとなる特徴をdescriprionに入れることで、家のハードウェア的な部分だけではなく、
◉学校に徒歩で行ける、フリーウェイに近い、などの利便性
◉夏でも、風通しがよく、涼しい
◉隣の建物と距離が離れていて、プライベート感がある
そう言ったフィーリングも含め、ソフトウェア的な部分もバイヤーに伝えることができて、効果的です。
✓ ポイント３：MLSだけではない！その他のマーケティングの努力もちゃんとしてもらいましょう。
復習ですが、MLSとは(multipal listing servise)の略で、リスティングエージェントが物件を取ってきた際に、まず載せるデータベースのことです。MLSがハブとなって、数時間の差で自動的に他の不動産ポータルサイトに物件情報が転送されていきます。そういう訳で、MLSは絶対に抑えなければいけないですが、逆に言えば、これは必要最低限です。
それ以外も、物件の露出をできる限り多くしていく必要があります。
◉EMAIL CAMPAIGN – リストした直後の広報、,エージェント向けのオープンハウスの広報、パブリック向けのオープンハウスの広報
◉PRINT CAMPAIGN – Property Brochureパンフレット
◉DIGITAL CAMPAIGN – その物件だけを紹介する ウェブサイトページ、全体のフロアプランが一目瞭然で把握できる間取り図、3D Virtual Video、FBやユーチューブなどの媒体で有料の広告、ブローカー独自の Platformでの露出、リアル店舗のshowcaseにおいての露出
これら全てを行って、その相乗効果を測っていくのが必要です。
まとめ
これで、マーケティングにおいて大事なポイントを抑えていただけたかと思います。家を売るプロセスは煩雑だと思う方が多いですが、ポイントを抑えたら意外とシンプルです。セラーの方からよくいただく質問をまとめた資料「Simply selling」のリンクを下に貼っておきますので、ぜひダウンロードして参考にしてみてください！！
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