LAの住宅購入、特に中古物件が多いので、インスペクションレポートの分厚さに圧倒されてしまいますよね。 「ここがダメなら交渉・再考すべき」という重要ポイントと、「レポートに書かれていてもスルーしていい」ポイントを整理しました。
⚫︎絶対にチェックすべき「レッドフラッグ」
これらは修理費用が高額(数万ドル単位)になるか、建物の寿命に直結する項目です。
1、基礎(Foundation):要チェック: 1/4インチ(約6mm)以上の太い亀裂、水平方向のひび、床の明らかな傾き、ドアが閉まらない。
LA特有の視点: 古い家の場合、Seismic Retrofitting(耐震補強/ボルト締め)がされているかも確認してください。
2、下水管(Sewer Line):
要チェック: LAは街路樹が多いため、木の根が土管(Clay pipe)に侵入して詰まるケースが非常に多いです。
アドバイス: 通常のインスペクションとは別に、必ずSewer Scope(カメラ調査)を追加してください。
3、電気系統(Electrical):要チェック:Knob-and-Tube(ノブ・アンド・チューブ)やAluminum Wiring(アルミ配線)。これらは火災のリスクがあり、保険への加入を拒否される原因になります。また、Federal Pacific社製のパネルなどはリコール対象になっていることが多いです。
3、屋根(Roof):
要チェック: 屋根裏の雨漏り跡、屋根全体のたわみ。LAの強い日差しでアスファルト・シングルが剥げている程度なら交渉材料になりますが、構造が傷んでいると高額です。
4、カビ・水漏れ(Mold/Water Damage):
要チェック: 壁の中の隠れた漏水。Musty(カビ臭い)匂いがする場合は注意が必要です。
⚫︎あまり気にしなくていい「マイナーな指摘」
インスペクターは仕事柄、どんなに小さなことでも書かなければなりません。以下の項目は「中古なら当たり前」と割り切って大丈夫です。
ヘアライン・クラック: コンクリートや壁にある髪の毛ほどの細いひび。乾燥や経年による収縮で、構造上の問題ではないことがほとんどです。
GFCIアウトレットの欠如: キッチンや浴室のコンセントが漏電遮断タイプ(GFCI)でないこと。これは安価で簡単に交換可能です。
Cosmetic issues: 床のキズ、塗装の剥げ、古いカーペット。これらは「家の健康状態」には関係ありません。
耐用年数が近い家電・給湯器: 「そろそろ交換時期です」と書かれますが、今動いているなら致命的ではありません。購入後の予算に組み込んでおけばOKです。
⚫︎交渉のアドバイス
LAのマーケットでは、レポートをもとに「Credit(購入費用の値引き)」を求めるのが一般的です。
ポイント: 全部の細かい修理を頼むのではなく、上記の「レッドフラッグ」に絞って交渉すると、売主側も「このバイヤーは合理的だ」と判断し、スムーズに進みやすくなります。
もっと詳しいことは、ローカルの不動産エージェントに相談して、プロセスをナビゲートしてもらってください!
トーランス、パロスバーデスなどロサンゼルスサウスベイ近辺の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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Yui Ueno
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