【2024年8月不動産取引の新しいルール】セラーにとってどう変わる?

What does it mean for seller

全米リアルター協会(NAR)の和解によって、不動産取引のルールがいくつか変わりました。これは、家を売るあなた(セラー)にとって、どんなメリットがあるのでしょうか?変わるポイントと変わらないポイントをわかりやすく解説します。

これから変わるポイント

物件情報サイト(MLS)での報酬提示はNGに

今までの常識では、セラーが自分のエージェント(listing agent)とバイヤーエージェント(Buyer’s agent)の報酬両方を支払うのが一般的でした。purchase priceの2.5%ずつ、合わせて5%がスタンダードでした。バイヤーエージェントへの報酬を%として、物件情報サイト(MLS)に掲載して、どのエージェントが見ても一目瞭然でした。

今回の訴訟がきっかけとなり、これから、バイヤーエージェントへの報酬は、MLSに一歳掲載できなくなります(2024年8月17日実行)。

ただし、バイヤーエージェントへの報酬は、あなたの物件を魅力的に見せる(よりバイヤーの裾野を広げる)ためのマーケティング手段として、今まで通り有効的です。MLSでは明記できない代わりに、SNSやチラシ、ウェブサイトなど、MLS以外の媒体での宣伝は可能です。

◎報酬の支払いにはあなたの許可が必要に

今後、バイヤーエージェントへの報酬は、MLSから消えますので、これから、ケイスバイケースで、自由に交渉できるようになります。

あなたのエージェントが、買主側のエージェントに報酬を支払う場合、事前にあなたの許可を得ることが義務付けられます。この許可は書面で行われ、報酬額や料率も明確に記載されます。

 

変わらないポイント

◎諸費用の負担の交渉はこれまで通り

バイヤーの諸費用を負担するかどうかは、これまで通りあなたが自由に決められます。

  • 住宅検査(Home inspection)に基づいた修理要求: 住宅検査で発見された問題点について、修理を依頼されたり、その費用分を価格から値引きするよう交渉されたりします。
  • 家電製品や家具の譲渡交渉: セラーが不要な家電や家具を譲り受けることで、バイヤーは新居での初期費用を抑えられますので、その交渉も考えられます。
  • 諸費用の負担交渉: 登記費用やバイヤーエージェント仲介手数料など、高額になりがちな諸費用の一部または全部を、セラーに負担してもらうよう交渉されます。
  • Home warrantyの付与交渉: 将来的な水回りや家電など、修理修繕費用に備え、セラーにHome warrantyを付けてもらうよう交渉されます。
  • 引渡し日の調整: セラーの都合に合わせて、引渡し日を早めたり遅らせたりするよう交渉できます。

 

まとめ

今回のルール変更によって、不動産取引はより“透明性”が高まります。エージェントに支払う報酬や、バイヤーへの諸費用の負担について、今まで以上に、あなたが雇うエージェントと事前にしっかりと話し合い、納得した上で売却を進めることが大切です。

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