【LA不動産】最近続出の「バイヤーリモース」とは? セラーさんへの警告

Buyer remorse

最近のロサンゼルス不動産マーケットで、「バイヤーリモース(Buyer’s Remorse)」による契約キャンセルが続出していることをご存知ですか?

「バイヤーリモース」とは、直訳すると「買い手の後悔」です。 不動産取引においては、オファーが受理され、エスクロー(契約手続き)が始まった後に、バイヤーさんが「やっぱり買うのをやめます」と、契約をキャンセルしてしまう現象を指します。

せっかく良いオファーが来て、売却が決まったと思ったのに、土壇場でキャンセル…。 セラーさんにとっては、時間も労力も無駄になり、精神的なダメージも大きい事態です。

では、なぜ今、ロサンゼルス市場でこの「バイヤーリモース」が多発しているのでしょうか。

なぜ? 最大の原因はセラーの「駆け引き」

「バイヤーが途中で心変わりするなんて、無責任だ」 そう思うセラーさんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、最近のキャンセルの多くは、実はセラーさん側の対応に原因があるケースが増えています。

最大の理由は、セラーさん(あるいは、そのエージェント)が、まだ数ヶ月前のような『超強気なセラーズマーケット』の感覚を引きずってしまっていることです。

その感覚のまま、 「このバイヤーは本気で買う気があるのか?」 「どこまで条件を飲んでくれるか?」 と、バイヤーを試す(テストする)ような強気な交渉をしてしまうのです。

具体的には、以下のような行動です。

  • 相場を明らかに無視した、高すぎるカウンターオファーを出す

  • バイヤーからの妥当な修理要求(Request for Repair)を、理由も説明せず全て拒否する

  • エスクロー期間やコンティンジェンシー(契約解除権)などで、必要以上にバイヤーに不利な条件を突きつける

今のバイヤーは「冷静」です

セラーさんが忘れてはならないのは、マーケットはすでに変わり始めているという事実です。

高い金利と、高止まりした物件価格。 今のバイヤーさんは、数ヶ月前の「何としてでも買いたい!」というパニック買いの状態ではなく、非常に冷静で慎重です。

そんな状況で、セラー側から「試す」ような駆け引きをされ、不信感や不安を抱けばどうなるでしょうか?

「そこまで無理をして、このセラーから買いたくない」 「この価格で、修理も一切してくれないなら、他の物件を探そう」

そう考え、まだ権利があるコンティンジェンシー(調査)期間中に、ためらわずにキャンセルを選んでしまうのです。

セラーさんへの忠告:今、すべきこと

今、ご自宅の売却を考えているセラーさんへ。 マーケットは、もうバイヤーを試すような駆け引きが通用する時期ではありません。

一番の近道は、あなたの物件に出されたオファーを大事にすることです。

複数のオファーが来たら、その中から価格、条件、バイヤーの資金背景などを総合的に見て、「一番良いオファー」を真剣に選びましょう。

そして、選んだバイヤーさんとは駆け引きをするのではなく、誠実に向き合い、信頼関係を築きながらエスクローをクローズ(完了)させること。

それが結果として、一番早く、一番良い条件で、確実に売却するための最善策となります。


もっと詳しいことは、ローカルの不動産エージェントに相談して、プロセスをナビゲートしてもらってください!

トーランス、パロスバーデスなどロサンゼルスサウスベイ近辺の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

yuiueno0520@gmail.com

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Yui Ueno
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